薬剤師国家試験 第104回 問29 過去問解説

 問 題     

メラトニン受容体を刺激することで不眠症における入眠困難を改善するのはどれか。1つ選べ。

  1. ブロモバレリル尿素
  2. ゾルピデム
  3. スボレキサント
  4. リルマザホン
  5. ラメルテオン

 

 

 

 

 

正解.5

 解 説     

選択肢 1 ですが
ブロモバレリル尿素は、代表的なその他の催眠薬です。メラトニン受容体刺激薬ではありません。よって、選択肢 1 は誤りです。

選択肢 2 ですが
ゾルピデム(マイスリー)は、非 Bz 系でありながら、作用するのは GABA 受容体という催眠薬です。メラトニン受容体刺激薬ではありません。よって、選択肢 2 は誤りです。

選択肢 3 ですが
スボレキサント(ベルソムラ)は、選択的デュアルオレキシン受容体拮抗薬です。覚醒を維持するオレキシンの受容体を遮断することで寝つきをよくし、眠りを維持します。メラトニン受容体刺激薬ではありません。よって、選択肢 3 は誤りです。(101-155,103-248249

選択肢 4 ですが
リルマザホン塩酸塩水和物(リスミー)は、ベンゾジアゼピン系の、開環誘導体です。生体内で閉環してベンゾジアゼピン系化合物となり作用を発現するという特徴があります。ベンゾジアゼピン系なので、メラトニン受容体を介しての作用発現ではありません。

選択肢 5(ロゼレム)は妥当な記述です。

以上より、正解は 5 です。
類題 99-61
参考)薬理学まとめ 代表的な催眠薬

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