薬剤師国家試験 第101回 問38 過去問解説

 問 題     

シクロオキシゲナーゼをアセチル化し、不可逆的に酵素活性を阻害する非ステロイド性抗炎症薬はどれか。1つ選べ。

  1. アスピリン
  2. ピロキシカム
  3. エトドラク
  4. ジクロフェナク
  5. チアラミド

 

 

 

 

 

正解.1

 解 説     

選択肢は、どれも NSAIDs です。この判断ができるというのが第一ステップです。COX アセチル化で、不可逆といえば、サリチル酸系 NSAIDs です。選択肢の中では、アスピリンです。

ちなみに、ピロキシカム、エトドラクは COX – 2 選択的阻害が特徴です。ジクロフェナクは、インドメタシン類似薬です。チアラミドは、塩基性 NSAIDs です。

以上より、正解は 1 です。
類題 97-163
参考 薬理学まとめ 炎症治療薬

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