国家公務員総合職(化学・生物・薬学)H29年 問98解説

 問 題     

四つの遺伝子座 A、B、C、D にはそれぞれ二つずつの対立遺伝子 A1 と A2、B1 と B2、C1 とC2、D1 と D2 がある。交配実験の結果、AB 間の組換え価は 30 %、AC 間の組換え価は 18 % であることが分かった。また、B と D、C と D について配偶子の遺伝子型の割合は、次のとおりであることが分かった。

B1D1 :B1D2 :B2D1 :B2D2 =45: 5 : 5 :45
C1D1:C1D2:C2D1:C2D2 =39:11:11:39

このとき、遺伝子座A、B、C、D の染色体上の並び順として最も妥当なのはどれか。

1.ACBD
2.ACDB
3.BACD
4.BADC
5.BCAD

 

 

 

 

 

正解.1

 解 説     

BD間の組み換え価が 10%、CD間の組み換え価が 22% と考えられます。組み換え価が大きいほど、遺伝子座は離れています。以下のような並び順と考えられます。

以上より、正解は 1 です。

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