国家公務員総合職(化学・生物・薬学)H29年 問46解説

 問 題     

カイニン酸水和物に関する記述㋐〜㋓のうち妥当なもののみを挙げているのはどれか。

㋐ 水酸化ナトリウム水溶液には溶けるが,希塩酸には溶けにくい。
㋑ ニンヒドリンとの反応では,プロリンと同じ色調の呈色を示す。
㋒ 臭素を作用させると付加反応が起こり,臭素の色が消える。
㋓ 構造にはピペリジン骨格が含まれる。

1.㋐,㋒
2.㋐,㋓
3.㋑,㋒
4.㋑,㋓
5.㋒,㋓

 

 

 

 

 

正解.3

 解 説     

㋐ ですが
カルボキシル基、イミノ基があり、NaOH にも、HCl にも溶けやすいと考えられます。㋐ は誤りです。

㋑ は妥当な記述です。(類題 103-98)

㋒ も妥当な記述です。二重結合部分に注目すると判断できるのではないでしょうか。

㋓ ですが
「ピペリジン」は 6 員環です。シクロヘキサンの1つの C が N に置換した構造です。カイニン酸に含まれるのは「ピロリジン」です。よって、㋓ は誤りです。

以上より、正解は 3 です。

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