国家公務員総合職(化学・生物・薬学)H29年 問105解説

 問 題     

動物の行動に関する記述㋐、㋑、㋒のうち妥当なもののみを全て挙げているのはどれか。

㋐ 生まれつき備わっていて学習を必要とせず、かつ常に同じ形で現れるものがある。このような行動様式を固定的動作パターンという。
㋑ 動物の体内に生じる、ある行動を起こそうとする生理学的、心理学的傾向の元になるものを動因という。
㋒ 多くの行動では、鍵刺激とそれによって解発される行動が共に生得的であるので、このような機構を生得的解発機構と呼ぶ。

1.㋐
2.㋑
3.㋐、㋒
4.㋑、㋒
5.㋐、㋑、㋒

 

 

 

 

 

正解.5

 解 説     

㋐、㋑、㋒ 全て妥当な記述です。
固定的動作パターンの例として、トゲウオの防衛反応があります。
動因の例は、飢えや渇きです。

以上より、正解は 5 です。

コメント