国家公務員総合職(化学・生物・薬学)H28年 問9解説

 問 題     

次の表は、いろいろな生物を構成する細胞について、細胞小器官や膜構造の有無を、存在する場合を+、存在しない場合を – で示してあり、A〜G にタイプ別にしてまとめたものである。

A 〜 G に当てはまる細胞に関する次の記述のうち最も妥当なのはどれか。

1.ミドリムシは D に該当し、大腸菌は B に該当する。
2.枯草菌は E に該当し、アメーバは G に該当する。
3.シアノバクテリアは B に該当し、クロレラは D に該当する。
4.マイコプラズマは A に該当し、ゾウリムシは C に該当する。
5.出芽酵母は F に該当し、ケイソウは C に該当する。

 

 

 

 

 

正解.4

 解 説     

選択肢 1 ですが
ミドリムシは妥当です。大腸菌は原核生物で「細胞壁」を有します。よって、選択肢 1 は誤りです。

選択肢 2 ですが
アメーバは動物の一種です。「細胞壁」を有しません。よって、選択肢 2 は誤りです。

選択肢 3 ですが
シアノバクテリアは原核生物で「細胞壁」を有します。また、クロレラも植物なので、やはり細胞壁を有します。よって、選択肢 3 は誤りです。

選択肢 4 は妥当な記述です。

選択肢 5 ですが
ケイソウは植物なので「葉緑体」を有します。よって、選択肢 5 は誤りです。

以上より、正解は 4 です。

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