問 題
ショウジョウバエの発生に関する記述㋐~㋓のうち妥当なもののみを挙げているのはどれか。
㋐ 初期発生に関わる母性因子とは、母親によって合成されて卵に蓄えられたタンパク質や mRNA のことである。
㋑ 胚の前後軸は、胚性遺伝子のみによって決定される。
㋒ 分節化を支配する遺伝子のヒエラルキーは、ギャップ遺伝子、セグメントポラリティー遺伝子、ペアルール遺伝子の順である。
㋓ 体節が形成された後、各体節に固有の機能や形態をもたらす遺伝子は、ホメオティック遺伝子である。
1. ㋐ ㋒
2. ㋐ ㋓
3. ㋑ ㋒
4. ㋑ ㋓
5. ㋒ ㋓
正解.2
解 説
㋐ は妥当な記述です。
母性因子とは、卵母細胞に蓄積された mRNA やタンパク質のことです。体軸形成など、発生初期に大きな役割を担います。
㋑ ですが
「のみ」ではありません。よって、㋑ は誤りです。
㋒ ですが
ギャップ→「ペアルール」→「セグメントポラリティー」の順です。よって、㋒ は誤りです。
㋓ は妥当な記述です。
以上より、正解は 2 です。
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