国家公務員総合職(化学・生物・薬学)H26年 問55解説

 問 題     

経口徐放性製剤に関する記述 ㋐ ~ ㋓ の正誤の組合せとして最も妥当なのはどれか。

㋐ ロンタブ型の錠剤(Lontabs)は薬物を徐放性マトリックスに分散して製した核錠を速溶性
の外層で包んだ有核錠である。
㋑ レペタブ型の錠剤(Repetabs)は腸溶性又は徐放性の剤皮を施した核錠の外側を速溶性の
層で包んだ糖衣錠である。
㋒ スパンタブ型の錠剤(Spantabs)は放出性の異なる顆粒を混ぜて錠剤化したものである。
㋓ スペイスタブ型の錠剤(Spacetabs)は放出性の異なる層を重ねた多層錠である。

㋐ ㋑ ㋒ ㋓
1. 正 正 誤 誤
2. 正 誤 正 誤
3. 誤 正 正 誤
4. 誤 正 誤 正
5. 誤 誤 正 正

 

 

 

 

 

正解.1

 解 説     

記述 ㋐、㋑ は妥当な記述です。

記述 ㋒、㋓ ですが
スパンタブは多層錠です。すぐに溶ける薬と、徐々に溶ける薬を重ねた錠剤です。スパスタブは混合物を打錠したものです。主語が逆になっています。よって、㋒、㋓は誤りです。

以上より、正、正、誤、誤です。正解は 1 です。

参考)製剤学 3-2 2)

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