薬剤師国家試験 第104回 問39 過去問解説

 問 題     

アンピシリンによる抗菌作用の標的はどれか。1つ選べ。

  1. 細胞膜リン脂質
  2. DNA依存性RNAポリメラーゼ
  3. リボソーム30Sサブユニット
  4. リボソーム50Sサブユニット
  5. トランスペプチダーゼ

 

 

 

 

 

正解.5

 解 説     

アンピシリンは、β-ラクタム系抗生物質です。作用点は、細胞壁です。細胞壁合成を阻害します。より詳しくは、細胞壁成分であるペプチドグリカン伸長阻害です。トランスペプチダーゼを阻害することにより作用します。

選択肢 1 ですが
細胞膜が作用点といえば抗真菌薬が代表的です。例えばアゾール系は、真菌細胞膜成分のエルゴステロール生合成阻害薬です。

選択肢 2 ですが
DNA 依存性 RNA ポリメラーゼが作用点といえば、リファンピシンです。抗生物質の一種です。抗結核薬です。

選択肢 3,4 ですが
30S が作用点と来れば、テトラサイクリン系抗菌薬です。ミノサイクリンなどが代表例です。50S が作用点は、マクロライド系などです。

以上より、1~4 誤りなので正解は 5 です。
類題 97-164,98-165

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