薬剤師国家試験 第107回 問126 過去問解説

 問 題     

職業性疾病と有害要因に関する記述のうち、誤っているのはどれか。1 つ選べ。

  1. 精神障害やメンタルヘルス不調は、強い不安やストレスを感じる心理社会的要因により発症する。
  2. レイノー病は、電離放射線の曝露による物理的要因により発症する。
  3. けい肺や石綿肺は、粉じんの曝露による化学的要因により発症する。
  4. 細菌感染症やウイルス感染症は、病原体との接触による生物的要因により発症する。
  5. 頸肩腕症候群は、VDT(visual display terminal)作業による作業態様要因により発症する。

 

 

 

 

 

正解.2

 解 説     

レイノー病(レイノー症候群)は、振動作業に長時間従事することによる末梢血管や神経の障害が原因の代表的職業病の一つです。(103-20)。電離放射線の曝露による物理的要因により発症するわけではありません。選択肢 2 は誤りです。

以上より、正解は 2 です。

参考 衛生薬学まとめ 職業病

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