薬剤師国家試験 第104回 問31 過去問解説

 問 題     

Ca2+チャネルを遮断することで抗不整脈作用を示すのはどれか。1つ選べ。

  1. アテノロール
  2. フレカイニド
  3. リドカイン
  4. ソタロール
  5. ベラパミル

 

 

 

 

 

正解.5

 解 説     

選択肢 1 ですが
アテノロールは β 遮断薬です。Ca2+ チャネル遮断薬ではありません。よって、選択肢 1 は誤りです。

選択肢 2 ですが
フレカイニドは Ic 群、Na+ チャネル遮断薬です。Ca2+ チャネル遮断薬ではありません。よって、選択肢 2 は誤りです。

選択肢 3 ですが
リドカインは Ib群、Na+ チャネル遮断薬です。Ca2+ チャネル遮断薬ではありません。よって、選択肢 3 は誤りです。

選択肢 4 ですが
ソタロールは クラス III 群の抗不整脈薬です。K+ チャネルを遮断します。Ca2+ チャネル遮断ではありません。よって、選択肢 4 は誤りです。

選択肢 5 は妥当な記述です。

以上より、正解は 5 です。
類題 102-31

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