問 題
ムスカリン性アセチルコリン受容体を選択的に刺激することで、消化管や膀胱の運動を亢進するのはどれか。1つ選べ。
- ベタネコール
- オキシブチニン
- チオトロピウム
- ネオスチグミン
- ピレンゼピン
正解.1
解 説
選択肢 1 は妥当な記述です。
選択肢 2 ですが
オキシブチニンは、M 受容体遮断薬です。頻尿治療薬です。よって、選択肢 2 は誤りです。
選択肢 3 ですが
チオトロピウムは、「トロピ」があるので抗コリン薬です。チオトロピウム(スピリーバ)はいわゆる LAMA です。(LAMA:長時間作用型 吸入抗コリン薬)よって、選択肢 3 は誤りです。
選択肢 4 ですが
ネオスチグミンは、コリンエステラーゼ阻害剤です。M 受容体刺激薬ではありません。よって、選択肢 4 は誤りです。
選択肢 5 ですが
ピレンゼピンは、M 1 受容体遮断薬です。胃酸の分泌を抑える薬です。よって、選択肢 5 は誤りです。(参考 98-57)
以上より、正解は 1 です。
類題 99-28、100-26
参考)薬理学まとめ 副交感神経に作用する薬
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