問 題
我が国における鉄筋コンクリート構造に関する記述 ㋐、㋑、㋒ のうち妥当なもののみを全て挙げているのはどれか。
㋐ 梁に用いるせん断補強筋を帯筋、柱に用いるせん断補強筋をあばら筋という。
㋑ 鉄筋に対するコンクリートのかぶり厚さは、一般に、基礎よりも屋内の非構造部材の方が大きくなる。
㋒ 耐力壁に窓を設ける場合、開口部周囲に補強筋を配置しなければならない。
1.㋐
2.㋐、㋑
3.㋐、㋒
4.㋑、㋒
5.㋒
正解 (5)
解 説
㋐ ですが
帯筋(おびきん)は、「柱」のせん断補強筋です。「梁」ではありません。梁の補強材は「あばら筋」です(H28 no85 鉄筋コンクリート構造)。㋐ は誤りです。
㋑ ですが
十分なかぶり厚さを確保しないと、設計通りの強度を得られません。基礎のような構造部分の方が、十分なかぶり厚さが必要と判断できるのではないでしょうか。㋑ は誤りです。
㋒ は妥当です。
耐力壁とは、地震や風などの水平荷重に抵抗する能力を持つ壁のことです。
以上より、正解は 5 です。
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