代表的な液状製剤の種類と性質

代表的な液状製剤としては、エリキシル剤、懸濁剤、乳剤、リモナーデ剤、シロップ剤、ローション剤があります。ローション剤は、皮膚などに適用する製剤です。その他は、経口投与する製剤です。

エリキシル剤は、甘味及び芳香のあるエタノールを含む、透明で澄み切った液体のことです。
特徴は、エタノールが含まれているという点です。

懸濁剤は、有効成分を微細均質に製した、液状の製剤です。
有効成分が、水に不溶性であることが特徴です。

乳剤は、有効成分を微細均質に乳化した、液状の製剤です。
乳化とは、互いに混ざり合わない液体の一方を微粒子にし、他方に分散させることです。乳化を補助するために、乳化剤が加えられることがあるのが特徴です。

リモナーデ剤は、甘味及び酸味のある、透明で澄み切った液体のことです。
酸と糖類が入っており、長時間おくと糖が分解するため、用時調製が必要であることが特徴です。

シロップ剤は、糖類又は甘味剤を含む粘稠性のある液状、又は固形の製剤です。
変質しやすいものに関しては、用時調製が必要であることが特徴です。

ローション剤は、有効成分を水性の液に溶解、乳化もしくは微細に分散させた外用液剤です。
皮膚に用いる薬で、さらさらしていることが特徴です。

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