皮膚の機能と構造

皮膚とは、体の表面をおおっている層のことです。皮膚の機能は、大きく4つあります。

1:体の内部を体外環境から分けることで守ること
2:汗による体温調節、老廃物の排泄
3:保湿機能を担うこと
4:体性感覚を担うこと の4つです。

皮膚は表皮と真皮からなります。
表皮は5層に分類されます。表面から順に、角質、淡明、顆粒、有棘、基底層です。

表皮の有棘層には、ランゲルハンス細胞という抗原掲示細胞があり、この細胞は免疫応答に関与しています。

表皮の基底層にはメラニン細胞があります。この細胞は、紫外線を吸収することでメラニン色素を作ります。それにより皮膚を保護します。

表皮にはメルケル細胞が分布しています。メルケル細胞は、触覚受容器です。圧力を刺激としてうけとり、検出します。この刺激が信号として脳にたどり着くと「触られてる」と感じることになります。

真皮には、汗腺があります。
汗腺にはエクリン汗腺とアポクリン汗腺があります。

エクリン汗腺からの汗はさらさらです。アポクリン汗腺からの汗には脂質やアンモニアが含まれており、これらの成分が皮膚表面の細菌などにより分解され、嫌な匂いになります。

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