国家公務員総合職(化学・生物・薬学)R1年 問65解説

 問 題     

土壌三相に関する次の記述の㋐、㋑、㋒に当てはまるものの組合せとして最も妥当なのはどれか。

「土壌A 及び土壌B の容積重(仮比重)、圃場容水量、永久萎凋点が表のとおりであるとき

土壌 B の固相率は土壌 A より ㋐。大雨の 24 時間後に重力による排水が終了したときの土壌 B の気相率は土壌 A より ㋑。また、土壌 B の有効水分量は土壌 A より ㋒。ただし、圃場容水量は大雨の 24 時間後に重力による排水が終了したときの土壌の液相率とし、土壌 A 及び土壌 B の真比重はいずれも 2.65 Mg/m3 とする。」

  ㋐ ㋑ ㋒
1.高い 低い 高い
2.高い 低い 低い
3.高い 高い 高い
4.低い 低い 高い
5.低い 高い 低い

 

 

 

 

 

正解.1

 解 説     

㋐ ですが
仮比重とは、固相重量÷全体の容積 です。これが高いと固相率は高いです。表の左端の列から、土壌 B の方が固相率が高いと読み取れます。正解は 1 ~ 3 です。

㋑ ですが
土壌は「固+液+気相」からなります。まず、固相率は B の方が高いと、㋐ からわかっています。次に液相については、圃場容水量が同じであることが表より読み取れます。従って、液相率は同じです。固+液+気相 合わせて 100% なので、土壌 B の気相率の方が低いとわかります。正解は 1 or 2 です。

㋒ ですが
有効水分量とは、植物によって有効に利用できる土壌水分量のことです。 普通、圃場容水量と永久しおれ点の間の水分量のことです。土壌 A:0.512ー0.327 と、土壌 B:0.512ー0.289 なので、土壌 B の方が高いとわかります。

以上より、正解は 1 です。

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