国家公務員総合職(化学・生物・薬学)R1年 問56解説

 問 題     

プロドラッグとアンテドラッグに関する記述㋐~㋓のうち妥当なもののみを挙げているのはどれか。

㋐ オセルタミビルは、吸入後、エステラーゼで加水分解され活性体となる。
㋑ ロキソプロフェンは、経口投与後、活性体の trans‒ヒドロキシ体となる。
㋒ ラニナミビルオクタン酸エステルは、吸入後、活性体のラニナミビルとなり、長時間作用する。
㋓ フルチカゾンプロピオン酸エステルは、吸入後、エステラーゼで代謝され活性が強くなる。

1.㋐、㋑
2.㋐、㋒
3.㋐、㋓
4.㋑、㋒
5.㋑、㋓

 

 

 

 

 

正解.4

 解 説     

㋐ ですが
オセルタミビル(タミフル)は、カプセル剤、ドライシロップ剤です。吸入剤ではありません。カルボキシルエステラーゼで加水分解されて活性体となるプロドラッグである、という点は妥当です。㋐ は誤りです。

㋑、㋒ は妥当な記述です。

㋓ ですが
フルチカゾンプロピオン酸エステルは、アンテドラッグの一種です。代謝により活性を消失します。よって、㋓ は誤りです。

以上より、正解は 4 です。

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