問 題
添加剤に関する記述 ㋐~㋓ のうち妥当なもののみを挙げているのはどれか。
㋐ エチルセルロースは水溶性で,苦味のマスキングや薬物の徐放化の目的で使用される。
㋑ パラオキシ安息香酸エステル類は,単独よりもアルキル鎖の異なる2 種類以上を混合した方が防腐効力は強い。
㋒ 腸溶性コーティング剤として,ヒプロメロースが用いられる。
㋓ 結晶セルロースは直接粉末圧縮法(直打法)で用いられる結合剤である。
1.㋐,㋑
2.㋐,㋓
3.㋑,㋒
4.㋑,㋓
5.㋒,㋓
正解.4
解 説
㋐ ですが
エチルセルロースは徐放性コーティング剤です。
㋑ は妥当な記述です。
パラオキシ安息香酸エステルのエステル部分がメチル、エチルなど、複数混合したものの総称が「パラベン」です。
㋒ ですが
腸溶剤コーティングに用いられるのは「ヒプロメロースフタル酸エステル」です。ヒプロメロースではありません。よって、㋒ は誤りです。※頻出事項
㋓ は妥当な記述です。(97-51)
以上より、正解は 4 です。
コメント