国家公務員総合職(化学・生物・薬学)R1年 問20解説

 問 題     

酸及び塩基に関する記述㋐、㋑、㋒のうち妥当なもののみを全て挙げているのはどれか。

㋐ 化合物の酸性度は、酸性のプロトンが結合している原子の電気陰性度が大きいほど常に高くなる。
㋑ 硝酸は水の中では酸として働くが、硫酸の中では塩基として働く。
㋒ ルイス酸とルイス塩基を考えると、硬い酸と軟らかい塩基、軟らかい酸と硬い塩基がそれぞれ強く結合する傾向にある。

1.㋐、㋑
2.㋐、㋒
3.㋑
4.㋑、㋒
5.㋒

 

 

 

 

 

正解.3

 解 説     

㋐ ですが
電気陰性度が非常に高い F について、HF が弱酸であることを考えれば「常に」ではないと判断できると思われます。㋐ は誤りです。

㋑ は妥当な記述です。
硫酸と硝酸の混合液は混酸と呼ばれます。芳香族のニトロ化などで用いられます。

㋒ ですが
硬い酸と硬い塩基、柔らかい酸と柔らかい塩基が反応しやすく、強い結合を作ります。HSAB 則です。

以上より、正解は 3 です。
類題 H28no20

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