国家公務員総合職(化学・生物・薬学)R1年 問19解説

 問 題     

化合物 A は不可逆に分解し、その分解反応は A についての二次反応である。この分解反応をある条件で行ったところ、反応開始時は 2.0 ×10-1 mol・L-1 であったA の濃度が、その 5 分後には 5.0 × 10-2 mol・L-1 になった。この分解反応の速度定数はおよそいくらか。

1. 1.3 ×10-2 mol-1・L・s-1
2. 5.0 ×10-2 mol-1・L・s-1
3. 6.7 ×10-2 mol-1・L・s-1
4. 1.3 ×10-1 mol-1・L・s-1
5. 3.0 mol-1・L・s-1

 

 

 

 

 

正解.2

 解 説     

二次反応なので
1/C = kt + 1/C0 です。これは確実に思い出したい基礎知識です。

選択肢の単位が s、つまり秒なので、5 分 = 300 秒と単位換算しておきます。C = 0.05、C0 = 0.2 を代入し、k について解けば、以下のようになり 15/300 = 1/20 = 0.05 です。

以上より、正解は 2 です。

参考)物理化学 4-1 2)

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