国家公務員総合職(化学・生物・薬学)H30年 問98解説

 問 題     

性染色体に関する次の記述の ㋐〜㋓ に当てはまるものの組合せとして最も妥当なのはどれか。

「XX – XY 型の性決定をする生物では、雌に X 染色体が 2 本あるのに対し、雄では 1 本であるため、両性間での遺伝子量は不均等になる。大部分の生物では X 染色体上の遺伝子の活性を雄で増強するか、雌における活性を抑制するかのどちらかの機構により、遺伝子量の違いを埋め合わせている。これを ㋐ と呼ぶ。

㋑ では雌における活性を抑制しており、 ㋒ では雄における活性を増強している。㋑ においては、雌がもっている 2 本のどちらの X 染色体が不活化されるかは ㋓ ごとに異なる。」

 

 

 

 

 

正解.4

 解 説     

遺伝子量の違いの埋め合わせなので、字面のイメージからもわかるように「遺伝子量補償」です。ヒトにおいては、雌の活性を抑制します。

ゲノムインプリンティングとは、哺乳類の配偶子形成に特徴的な、同じ遺伝子を 2 つ受け継いだ時に、片方から受け継いだ遺伝子のみが発現することを意味する用語です。実体は「メチル化」です。

以上より、正解は 4 です。

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