国家公務員総合職(化学・生物・薬学)H30年 問23解説

 問 題     

ある 1 mol の実在気体について、内部エネルギーを U、体積を V、絶対温度を T、定圧熱容量を Cp、圧力を P、ジュール – トムソン係数を μ、等温圧縮率を κ とする。この実在気体の (∂U/∂V)T として最も妥当なのはどれか。なお、μ、κ は、それぞれ次式

で示される。

 

 

 

 

 

正解.3

 解 説     

定圧熱容量や H が問題文に出ていることから
H = U + PV を思い出します。
U = H – PV となります。等温として V で偏微分します。

(dU/dV)T = (dH/dV)T ー{(dP/dV)TV + P} です。※pV に対しては積の微分

dH/dV については
(dH/dP)/(dV/dP)  とすれば、問題文の関係式より
分子は「ーCp μ」、分母は「ーκV」と表すことができます。

また、dP/dV = 1/(dV/dP) とすれば、-1/κV です。

従って
(dU/dV)T
= Cp μ/κV ー{(-V/κV) + P}
= (Cp μ+V)/κV ー P となります。

以上より、正解は 3 です。

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