国家公務員総合職(化学・生物・薬学)H30年 問11解説

 問 題     

正 3000 角形の頂点の一つを P1 とし、残りの頂点を P1 から時計回りの順に P2、P3、…、P3000 とする。線分 P84 P1494 と線分 P957 P2321 のなす角 θ(0° ≦ θ ≦ 90°)はいくらか。

1. 75°
2. 78°
3. 81°
4. 84°
5. 87°

 

 

 

 

 

正解.2

 解 説     

いきなり正 3000 角形を考えるとピンとこないので、頂点2つから考えていくとイメージしやすいと思います。

どこかを頂点 P1 とおき、ちょうど真向かいに注目します。頂点が全部で2個の場合、P2、頂点の数が奇数の場合は、ちょうど真向かいはなし。全部で4個の場合、P3 となっています。頂点6個の場合を同様に考えると、真向かいは P4 です。

規則性を考えれば「頂点の数÷2 + 1」真向かいです。頂点 3000 個の場合、真向かいは P1501 となります。するとちょうど 4 等分していけば P11,P751,P1501,P2251 とわかります。これを目安として、求めたい所を図示すると、下図のようになります。

円に適当な 2 本の線分を引いて、交わった所の角を求めるので、以下のように補助線を引き、円周角の和を考えればよいです。

頂点の添字の差が ちょうど 1500 なら 円周角は 90° です。差が 1 なら 3/50 ° となります。P957 ~ P1494 を弧とする円周角は 537 × 3/50 です。P2321 ~ P84 までを弧とする円周角は 763 × 3/50 です。(「763」は、2321 ~ 3000 と 1 ~ 84 に分けて考えると求めやすいです。)

求める角度は 3 × (537 + 763)/50 = 78 です。

以上より、正解は 2 です。

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