国家公務員総合職(化学・生物・薬学)H29年 問81解説

 問 題     

RNA の電気泳動に関する記述㋐〜㋓のうち妥当なもののみを挙げているのはどれか。

㋐ ホルムアルデヒドーアガロース電気泳動法での解析で、全 RNA を泳動した際には、ヒトやマウスでは 60S rRNA と 40S rRNA をサイズマーカーとして使用できる。

㋑ ホルムアルデヒドーアガロース電気泳動法でゲルに添加するホルムアルデヒドは、毒物に指定されており、アガロース溶解時には発火に注意する。

㋒ ホルムアルデヒドーアガロース電気泳動法において、サンプル溶液に添加するホルムアミドは、RNA を変性させる。

㋓ ポリアクリルアミドゲルは、tRNA や miRNA など低分子 RNA の電気泳動に使用される。

1.㋐、㋑
2.㋐、㋒
3.㋐、㋓
4.㋑、㋒
5.㋒、㋓

 

 

 

 

 

正解.5

 解 説     

㋐ ですが
リボソームのサブユニット粒子構成は 60S,40S です。そこに 28S,18S などの rRNA が含まれています。サイズマーカーとして用いるのは 28S,18S などが妥当と考えられます。よって、㋐ は誤りです。

㋑ ですが
ホルムアルデヒドは「劇物」です。毒物ではありません。よって、㋑ は誤りです。

㋒、㋓ は妥当な記述です。

以上より、正解は 5 です。

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