問 題
心室筋細胞の活動電位に対する薬物Ⅰ、Ⅱ、Ⅲの作用を検討したところ、図のように破線から実線への変化が認められた。適用した薬物Ⅰ、Ⅱ、Ⅲの組合せとして最も妥当なのはどれか
Ⅰ Ⅱ Ⅲ
1.ソタロール メキシレチン ジソピラミド
2.メキシレチン ソタロール ジソピラミド
3.メキシレチン ジソピラミド ソタロール
4.ジソピラミド ソタロール メキシレチン
5.ジソピラミド メキシレチン ソタロール
正解.5
解 説
Ⅰですが
破線→実線に注目すれば「活動電位時間が延長」しています。キニジン、プロカインアミド、ジソピラミド などの Ia 群と考えられます。正解は 4 or 5 です。
Ⅱですが
「活動電位時間が短縮」しています。リドカイン、メキシレチン、アプリンジンなどの Ib 群の抗不整脈薬と考えられます。
ちなみに、ソタロールはクラス III 群の抗不整脈薬です。K+ チャネルを遮断します。
以上より、正解は 5 です。
参考 薬理学 2-4 1)
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