国家公務員総合職(化学・生物・薬学)H29年 問41解説

 問 題     

分離分析法に関する記述㋐〜㋔のうち妥当なもののみを全て挙げているのはどれか。

㋐ 薄層クロマトグラフィーでは、薄層板上の吸着剤の粒子径を大きくし、粒度分布を広くすると分離能と再現性が向上する。

㋑ ガスクロマトグラフィーに用いられる電子捕獲検出器(ECD)により、有機ハロゲン化合物を高感度に検出できる。

㋒ オクタデシルシリル化シリカゲル(ODS)カラムを用いる逆相クロマトグラフィーにおいて、溶出溶媒の水と有機溶媒の混合比を変えることで鏡像異性体を分離できる。

㋓ キャピラリー電気泳動の検出器として紫外可視吸光度検出器のほか、レーザー励起蛍光検出器が使われる。

㋔ キャピラリーゾーン電気泳動では、電気浸透流が生じると、陰イオンも陰極に向かって泳動される。

1.㋐、㋑
2.㋐、㋒、㋓
3.㋑、㋒
4.㋑、㋓、㋔
5.㋒、㋓、㋔

 

 

 

 

 

正解.4

 解 説     

㋐ ですが
粒度分布が狭く均一である方が、高分解能、高再現性を示します。よって、㋐ は誤りです。

㋑ は妥当な記述です。

㋒ ですが
鏡像異性体の物理的性質は同一です。溶媒の混合比を変えても分離はできません。キラル固定相や誘導体化で分離します。

㋓、㋔ は妥当な記述です。

以上より、正解は 4 です。

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