国家公務員総合職(化学・生物・薬学)H28年 問54解説

 問 題     

インスリン注射剤に関する次の記述の ㋐ 〜 ㋔ に当てはまるものの組合せとして最も妥当なのはどれか。

「現在、インスリンやインスリンアナログ製剤には、超速効型、速効型、中間型、持続型と呼ば
れる製剤がある。その中で、インスリングラルギンはインスリンの B 鎖の C 末端にアルギニンを二つ付加し、A 鎖の 21 番目のアスパラギンをグリシンに置換したインスリンアナログ製剤である。インスリンの等電点は ㋐ であるのに対し、インスリングラルギンの等電点は ㋑ であるため、 ㋒ した製剤を皮下投与すると、 ㋓ し、 ㋔ を示す。」

 

 

 

 

 

正解.5

 解 説     

㋐ ですが
インスリンの等電点は「酸性(pH = 5.4 程度)」です。

㋑ ~ ㋔ ですが
インスリングラルギンは、酸性の製剤中では無色透明に溶解しているが、中性の皮下では不溶性の等電点沈殿を生じ、緩徐に溶解吸収されるために持続的なインスリン作用を示すという特徴を有します。

以上より、正解は 5 です。

コメント