問 題
溶解速度式に関する記述㋐ ㋑ ㋒のうち妥当なもののみを全て挙げているのはどれか。
㋐ Nernst-Noyes-Whitney の式は、飽和層の外側に拡散層を仮定して導き出されている。
㋑ Hixson-Crowell の式は、シンク条件下で薬物粒子の質量が減少することを考慮に入れて導
き出されている。
㋒ Noyes-Whitney の式は、溶解過程における表面積が変化するものとして導き出されている。
1. ㋐
2. ㋐ ㋑
3. ㋐ ㋒
4. ㋑ ㋒
5. ㋒
正解.2
解 説
㋐、㋑ は妥当な記述です。
固体の溶解過程は、層状に固体→飽和溶液→拡散層→内部溶液としてモデル化されます。このモデルに基づく式が Nernst-Noyes-Whitney(ネルンスト・ノイエス・ホイットニー)の式、及びNoyes-Whitney(ノイエス・ホイットニー)の式です。また、溶解による固体表面積の減少を考慮に入れた式が Hixson-Crowell(ヒクソン-クロウェル)式です。
㋒ ですが
溶解による固体表面積の減少を考慮に入れた式は、 Hixson-Crowell(ヒクソン-クロウェル)式です。
以上より、正解は 2 です。
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