質量保存の法則

質量保存の法則とは
化学反応の前後で総重量が変化しない とする法則です。関与する元素の種類と各々の物質量は変わらないとするのがより正確な表現です。ラボアジエさんの発見した法則です。

化学反応とは
化学物質を構成する原子間の結合の切断・生成等によって反応前後において物質が変化する過程です。化学反応は、化学反応式によって表現されます。化学の世界において、化学反応式は非常に大きな情報量を端的に表現できる洗練された形式といえます。

ちなみにですが
ラボアジエさんは、四大元素説を否定する有名なペリカンの実験(フラスコがペリカン型のため)で、水をひたすら 100 日ほど加熱→土っぽいのでできるけど、質量精密に測ってみることで「水→土」ではなく「フラスコ内壁が溶けたもの」と示しています。

質量保存の法則は、「質量を精密に測定する」実験を重ねることで独自の化学的考察を深めた一つの結果として結実した法則といえるのではないでしょうか。また、たった 200 年程度前の科学史に残るような実験が、水を 100 日ほど加熱してたりすることに驚きと共に身近さを感じる面白さがあると思い、少し脇道ながら話題として触れました。

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