血液・造血器における代表的な疾患

血液・造血器における代表的な疾患は、貧血、白血病、DIC(disseminated intravascular coagulation)、その他の疾患です。貧血とは、血液中の赤血球やヘモグロビンの量が少ない状態のことです。白血病とは、白血球もしくは、成長して白血球になるような細胞のがんです。DIC とは、何らかの基礎疾患、薬剤などにより、循環血における血液凝固系、血小板系が活性化される病態のことです。

血液凝固系、血小板系が活性化された結果として、全身の血管において血栓が形成され、閉塞により臓器障害が引き起こされる上に、凝固因子や血小板の消費が進むことにより凝固障害がおこります。つまり、血が固まって悪さをする上に、出血傾向になるということです。

その他の病気としては、血友病、悪性リンパ腫、紫斑病、白血球減少症、血栓・塞栓があります。それぞれの疾患について詳しく以下の節で説明していきます。

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