その他の疾患として、閉塞性動脈硬化症(ASO:arteriosclerosis obliterans)と、心原性ショックについて説明します。
閉塞性動脈硬化症とは、末梢動脈において循環障害(虚血)がおきている病態の総称です。原因として高血圧、喫煙などが指摘されています。病態が進行するに伴い、始めは手足が冷えるといった症状から、最後には壊死にまで進行します。症状の進行度合いの分類は Fontaine 分類です。1度が軽く、4度が一番重い分類です。
心原性ショックとは、心臓の機能低下により血圧が低下することによっておこるショック症状のことです。意識レベル低下、四肢冷感などが見られます。強心薬(ドパミン、ドブタミン)などが治療に用いられます。
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