問 題
水酸化アルミニウムを含む制酸剤とともに経口投与すると、キレートを形成して吸収が低下するのはどれか。1つ選べ。
- オメプラゾール
- ノルフロキサシン
- フェノバルビタール
- リボフラビン
- ワルファリン
正解.2
解 説
水酸化アルミニウムを含む制酸剤とキレートを形成することで吸収が低下するのは、ニューキノロン系抗菌剤や、一部の抗生物質です。
ノルフロキサシンは、ニューキノロン系の抗菌剤です。DNA ジャイレースを阻害することにより、DNA 複製を阻害します。
以上より、正解は 2 です。
ちなみに、オメプラゾールは、プロトンポンプ阻害薬(PPI)です。プロトンポンプを非可逆的に阻害することにより、胃酸分泌を阻害します。代表的な胃・十二指腸潰瘍治療薬の一つです。
フェノバルビタールは、GABA 受容体に作用することにより、抗てんかん作用を示します。代表的な抗てんかん薬の一つです。
リボフラビンは、ビタミン B2 です。口内炎などに用いられます。
ワルファリンは、ビタミン K 拮抗薬です。血液凝固因子合成を阻害することにより、凝固系の働きが抑制され、抗血栓効果を発揮する薬です。
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