問 題
レジオネラ・ニューモフィラ(Legionella pneumophila)感染症及びその治療について正しいのはどれか。1つ選べ。
- 原因菌は、グラム陰性球菌である。
- 主に血液を介して感染する。
- 市中肺炎の中で最も頻度が高い。
- 集団発生が見られる。
- ペニシリン系抗生物質の静脈内投与が、第一選択である。
正解.4
解 説
レジオネラ菌は、グラム陰性の桿菌です。よって、選択肢 1 は誤りです。
レジオネラは、微小な水滴を介してヒトに感染します。よって、選択肢 2 は誤りです。
市中肺炎は、肺炎球菌、インフルエンザ菌、レジオネラ菌などによって引き起こされます。最も一般的に市中肺炎を引き起こすのは、肺炎球菌です。よって、選択肢 3 は誤りです。
レジオネラ菌は、温泉やお風呂などに生息しているため、集団発生が見られます。
レジオネラ菌は、β-ラクタマーゼを産生するために、ペニシリンや第1世代セフェム系の抗生物質は、有効ではありません。よって、選択肢 5 は誤りです。
以上より、正解は 4 です。
コメント