問 題
血友病の臨床検査所見はどれか。1 つ選べ。
- 赤血球数増加
- 血小板数増加
- 出血時間短縮
- プロトロンビン時間(PT)延長
- 活性化部分トロンボプラスチン時間(APTT)延長
正解.5
解 説
血友病とは、遺伝性血液凝固異常症です。血が固まりにくいため、軽い出血が命取りになります。第 Ⅷ 因子が欠乏する血友病 A と、第 Ⅸ 因子が欠乏する血友病 B があります。共に X 連鎖潜性 (劣性) 遺伝形式をとるため、主に男性に発症します。治療は、欠乏している Ⅷ 因子又は Ⅸ 因子を補充します。
血管が傷ついたときの血液凝固には、2つのルート (内因系・外因系) が存在します。内因系は、血液内部の成分のみで進行する凝固ルートです。第 Ⅷ・Ⅸ因子 などが関与します。外因系は、傷ついた組織から放出される因子が加わって進行する凝固ルートです。第 Ⅲ・Ⅶ 因子などが関与します。
臨床検査では、APTT (活性化部分トロンボプラスチン時間) が、内因系の機能を反映し、PT (プロトロンビン時間) が、外因系の機能を反映します。血友病の場合、プロトロンビン時間は変わらず、活性化部分トロンボプラスチン時間 (APTT) が延長 します。
以上より、正解は 5 です。

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