問 題
ドパミン D2 受容体の部分刺激薬で、統合失調症の陽性症状と陰性症状を改善するのはどれか。1 つ選べ。
- ブロモクリプチン
- スピペロン
- ハロペリドール
- スルピリド
- アリピプラゾール
正解.5
解 説
選択肢 1 ですが
ブロモクリプチンは、麦角アルカロイドの一種です。ドパミン受容体「刺激」薬です。パーキンソン病の治療薬として使用されます。統合失調症の薬では、ありません。よって、選択肢 1 は誤りです。
選択肢 2,3 ですが
スピペロン及び◯◯ペリドールは、D2 受容体遮断薬です。統合失調症の治療などに用いられることがあります。部分刺激薬では、ありません。よって、選択肢 2,3 は誤りです。
選択肢 4 ですが
スルピリドは、D2 遮断薬です。統合失調症だけでなく、抗うつ薬や消化性潰瘍治療薬など多くの適用がある薬です。部分刺激薬では、ありません。よって、選択肢 4 は誤りです。
選択肢 5 は、正しい選択肢です。
以上より、正解は 5 です。
類題 101-187
参考 薬理学まとめ 代表的な精神疾患の治療薬
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