体温の調節機構

体温は 37℃ 付近で一定に保たれています。

体温が高くなると、熱を放散することによって体温は一定に保たれます。熱の放散において大きな役割を果たしているのが発汗です。体温が低くなると、体表の断熱性を高めたり、震えなどを通じて熱を発生させたりすることにより体温を上げます。

これらの体温調節の中で、体温の上昇に大きな役割を果たしている分子が、インターロイキン1、インターロイキン6、インターフェロンといった物質です。発熱性因子と総称されます。

発熱性因子は、今挙げた分子の他にもありますが、特にインターロイキンや、インターフェロンはサイトカインと呼ばれる生理活性物質の一種です。

サイトカインは、様々な細胞において産生されるタンパク質です。インターロイキン1、インターロイキン6、インターフェロンは、内因性の発熱を誘導することが知られています。つまり、これらの物質が放出されることで体温が上昇するということです。

コメント