問 題
50歳男性。徐々に筋力低下及び筋萎縮を認めた。検査の結果、萎縮は神経原性と判明した。以下の疾患のうち該当する疾患はどれか。1つ選べ。
- 多発性筋炎
- 遠位型ミオパチー
- 筋萎縮性側索硬化症
- 筋強直性ジストロフィー
- 進行性筋ジストロフィー
正解.3
解 説
多発性筋炎とは、筋肉の障害により、力が入らなくなったり、痛みを感じる病気です。膠原病の1つです。よって、神経原性ではないので、選択肢 1 は誤りです。
遠位型ミオパチーとは、体幹から離れた部分から筋肉が萎縮していく病気です。遺伝子の異常により発症します。よって、神経原性ではないので、選択肢 2 は誤りです。
筋萎縮性側索硬化症は、神経原性の筋力低下及び筋萎縮をみとめる疾患です。
筋剛直性ジストロフィーは、遺伝性の筋萎縮症です。よって、神経原性ではないので、選択肢 4 は誤りです。
進行性筋ジストロフィーは、遺伝性の筋萎縮症です。よって、神経原性ではないので、選択肢 5 は誤りです。
以上より、正解は 3 です。
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