問 題
薬物動態に線形性が成り立っているとき、経口投与後の平均吸収時間を算出する式はどれか。1つ選べ。ただし、経口投与後と静脈内投与後の平均滞留時間(MRT)を、それぞれMRTpoとMRTivとする。
- MRTpo+MRTiv
- MRTpo-MRTiv
- MRTiv-MRTpo
- MRTpo/MRTiv
- MRTiv/MRTpo
正解.2
解 説
経口投与において、薬物は吸収過程を経て、分布します。吸収過程を経た後は、静脈内投与と、薬物の運命は変わりありません。
それをふまえると、経口投与後の平均滞留時間は「経口投与後の平均吸収時間」+「静脈内投与後の平均滞留時間」となります。よって、経口投与後の平均吸収時間は、「経口投与後の平均滞留時間 - 静脈内投与後の平均滞留時間」で求めることができます。
以上より、正解は 2 です。
類題 101-172
参考 薬剤学まとめ モデルによらない薬物動態の解析法
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