問 題
癌化学療法において、制吐に用いられる医薬品として、適切なのはどれか。1 つ選べ。
- ブロモクリプチンメシル酸塩
- ランソプラゾール
- ラニチジン塩酸塩
- スクラルファート水和物
- アプレピタント
正解.5
解 説
ブロモクリプチンメシル酸塩は、プロラクチンの分泌を抑える薬です。高プロラクチン血症に用いられる薬です。又、麦角アルカロイドの一種であり、パーキンソン病治療にも用いられる薬です。
ランソプラゾールは、プロトンポンプ阻害薬です。胃酸の分泌を抑える薬です。胃潰瘍や逆流性食道炎の治療に用いられる薬です。
ラニチジンは、H2 拮抗薬です。胃酸の分泌を抑える薬です。胃炎や胃潰瘍の治療に用いられる薬です。
スクラルファートは、粘膜保護剤です。胃炎や胃潰瘍の治療に用いられる薬です。
アプレピタントは、NK1 受容体拮抗型制吐薬です。抗がん剤による吐き気や嘔吐を抑える薬です。急性期だけでなく、遅発性嘔吐にも有効です。
以上より、正解は 5 です。
類題 104-157
参考 薬理学まとめ 催吐薬・制吐薬
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