問 題
ドブタミンの強心作用発現に関わる作用点はどれか。1 つ選べ。
- アドレナリン β1 受容体
- アセチルコリン M2 受容体
- アデニル酸シクラーゼ
- プロテインキナーゼ A
- ホスホジエステラーゼ
正解.1
解 説
ドブタミンは、心不全治療薬です。
心不全治療薬は、大きく2つに分類されます。
・ 強心薬
・ 心臓への負担を軽減させる薬
ドブタミンは、心不全治療薬の中の、強心薬です。作用機序は、β1 受容体を刺激することにより、Gs タンパク質を介してアデニル酸シクラーゼ(AC:adenylate cyclase)が刺激(活性化)されます。アデニル酸シクラーゼが活性化されると細胞内サイクリック AMP(cAMP:cyclic AMP)が増加します。細胞内 cAMP が増加することで、心筋収縮力が増強されます。
以上より、正解は 1 です。
類題 102-152
参考 薬理学まとめ 代表的な心不全治療薬
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