問 題
ジエチル-p-フェニレンジアミン(DPD)法による水道水中の残留塩素の測定において、DPDと速やかに反応して赤色を呈するのはどれか。1つ選べ。
- HClO
- NH2Cl
- NHCl2
- NCl3
- CHCl3
正解.1
解 説
残留塩素とは、遊離残留塩素及び結合残留塩素のことです。
遊離残留塩素とは、HClO(次亜塩素酸)、ClOー (次亜塩素酸イオン)のことです。結合残留塩素とは、クロラミン(アンモニアの水素原子を、塩素原子でおきかえた化合物のこと。NH2Cl , NHCl2 , NCl3)のことです。残留塩素が少なすぎると殺菌効果が低く、高すぎると嫌な臭いや味がします。
測定法は DPD(dietyl-p-phenylendiamine :ジエチル-p-フェニレンジアミン)法です。速やかに反応するのは、遊離残留塩素です。すなわち、HClO、ClOー です。
以上より、正解は 1 です。
類題 103-137
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