問 題
28 歳男性。牛乳アレルギーあり。既往歴及び使用中の医薬品はなし。喫煙 1 日 10 本程度、飲酒 1 日ビール 500 mL 程度。
以前から胃腸が弱く、朝食後や通勤時に便意を催すことが多い。 1 週間後に昇進試験を受験する予定だが、緊張により下痢気味であるため、男性は止瀉薬を求めて薬局を訪れた。
以下のうち、この男性に勧める一般用医薬品として、適切なのはどれか。 2 つ選べ。

正解.3, 4
解 説
選択肢 1 ですが
イブプロフェンは鎮痛薬、ブチルスコポラミンは鎮痙薬です (生理痛専用として販売される鎮痛薬の配合で見られます)。イブプロフェンには止瀉作用がなく、かえって胃腸障害を起こすリスクがあります。下痢には適しません。選択肢 1 は誤りです。
選択肢 2 ですが
タンニン酸アルブミンは牛乳のタンパク質であるカゼイン由来です。牛乳アレルギーに禁忌です。選択肢 2 は誤りです。
選択肢 3 は妥当です。
木クレオソートは腸の過剰な運動を抑制・正常化し、水分分泌抑制作用も有します。
選択肢 4 は妥当です。
一時的な下痢に有効な成分の組み合わせです。タンニン酸ベルベリンであれば、牛乳アレルギーでも使用可能です。
選択肢 5 ですが
トリメブチンマレイン酸塩は消化管運動調節作用をもち、スイッチ OTC においては「過敏性腸症候群 (IBS) の再発症状改善」に適応があり、購入・使用できるのは「過去に医師からIBS の診断・治療を受けたことがある人」に限られます。既往歴なしなので、選択肢 5 は誤りです。
以上より、正解は 3,4 です。

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