問 題
メタアナリシスに関する記述として、正しいのはどれか。 2 つ選べ。
- 複数の研究で示された効果量を統計学的に統合する際は、相乗平均を用いる。
- エビデンスレベルは症例対照研究より高い。
- 相反する結論の資料を混在させてはならない。
- 統合した結果は、ファンネルプロットで示される。
- 解析を行う際は、出版バイアスに留意する。
正解.2, 5
解 説
選択肢 1 ですが
複数の研究結果を統計的に統合する際は、相乗平均ではなく、各研究のサンプルサイズや分散に応じた「加重平均 (重み付き平均)」を用います。選択肢 1 は誤りです。
選択肢 2 は妥当です。
メタアナリシスのエビデンスレベルは最も高いとされています。
選択肢 3 ですが
メタアナリシスは、多様な研究を網羅的に収集・統合することで、客観的でバイアスの少ない結論を導き出す手法です。したがって、相反する結論の資料も除外せず解析対象に含めます。選択肢 3 は誤りです。
選択肢 4 ですが
メタアナリシスの結果を図示する際に用いられるのは「フォレストプロット」です。ファンネルプロットは、研究の偏りや 結果に影響する出版バイアス(公表バイアス)を評価するために用いられます。選択肢 4 は誤りです。
選択肢 5 は妥当です。
「効果があった」「差が出た」といった肯定的な結果の論文やデータばかりが世に出て、効果がなかった (ネガティブな) 結果が埋もれやすいため、手元にあるデータだけを信じると結論が偏ることに気をつけるということです。
以上より、正解は 2,5 です。
類題 108-195
https://yaku-tik.com/yakugaku/108-195/

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