問 題
イヌリンを点滴静注するとき、定常状態における血漿中イヌリン濃度 (Cp) 、糸球体ろ過された直後の尿(原尿)に含まれるイヌリンの濃度 (C原尿) 及び排泄される尿に含まれるイヌリンの濃度 (C尿) の関係を最も適切に表しているのはどれか。1 つ選べ。
- Cp ≒ C原尿 ≒ C尿
- Cp ≒ C原尿 > C尿
- Cp ≒ C原尿 < C尿
- Cp > C原尿 > C尿
- Cp < C原尿 < C尿
正解.3
解 説
イヌリンは、糸球体で制限なく自由にろ過される上に、分泌や再吸収をうけない という特徴があります。
まず、血液が糸球体ろ過を受けて原尿が生成される過程において、イヌリンは血漿中の水分と一緒に制限なくろ過されます。そのため、ろ過された直後の原尿中のイヌリン濃度は、血漿中濃度と等しくなります Cp ≒ C原尿 です。
そして、イヌリンは分泌も再吸収も受けません。原尿中のイヌリン量は変わらない状態で、原尿に含まれる水分の大部分が再吸収を受けてイヌリンが濃縮されます。つまり、原尿よりも排泄される尿中のイヌリン濃度は大きくなります。C原尿 < C尿 です。
まとめると
Cp ≒ C原尿 < C尿 です。
以上より、正解は 3 です。

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