問 題
薬物代謝酵素シトクロム P450 が局在する主な細胞内小器官はどれか。1 つ選べ。
- エンドソーム
- ゴルジ体
- リソソーム
- 核
- 小胞体
解 説
選択肢 1 ですが
エンドソームとは、飲作用により形成された小胞のことです。P450 が局在する主な細胞内小器官ではありません。選択肢 1 は誤りです。
選択肢 2 ですが
ゴルジ体は、へん平な袋が重なった形で、周りに小胞がくっついています。ゴルジ体は、粗面小胞体で合成されたタンパク質が送られてきて、濃縮、貯蔵します。この際、タンパク質に対し、糖鎖付加などの修飾を行うこともある細胞内小器官です。P450 が局在する主な細胞内小器官ではありません。選択肢 2 は誤りです。
選択肢 3 ですが
リソソームは、一重膜構造で、様々な加水分解酵素を含みます。細胞外から取り込んだ物質や、細胞内からできる不要な物質を分解する場として機能します。P450 が局在する主な細胞内小器官ではありません。選択肢 3 は誤りです。
選択肢 4 ですが
核は、二重の核膜に包まれ、遺伝情報(DNA)の保持や RNA への転写を行う場です。P450 が局在する主な細胞内小器官ではありません。 選択肢 4 は誤りです。
選択肢 5 は妥当です。
小胞体は、一重膜からなる袋が積み重なったような構造です。リボソームという顆粒が表面に付着しているものを粗面小胞体、リボソームが付着していないものを滑面小胞体といいます。
粗面小胞体は、タンパク質合成の場として機能します。一方、滑面小胞体には シトクロム P450 という一群の酵素が存在し、薬物代謝の場として機能します。
以上より、正解は 5 です。
参考 細胞内小器官の構造と働き
https://yaku-tik.com/yakugaku/kise-1-3/
参考 動物、植物、微生物の細胞
https://yaku-tik.com/yakugaku/kise-1-2/

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