薬剤師国家試験 第108回 問131 過去問解説

 問 題     

食中毒の原因となる自然毒の成分とそれらを含有する動植物及び中毒症状の組合せのうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

 

 

 

 

 

正解.1, 5

 解 説     

選択肢 1 は妥当です。
オカダ酸に関する組み合わせです。

選択肢 2 ですが
ソラニンはじゃがいもの発芽部分に含まれます。チョウセンアサガオと対応するのは、アトロピンなどが妥当です。選択肢 2 は誤りです。

選択肢 3 ですが
ワラビと対応するのが、プタキロシドです。リコリンは、スイセンに含まれるアルカロイドで、毒性を有します。選択肢 3 は誤りです。

選択肢 4 ですが
シガトキシンは、熱帯の魚を食べておきる食中毒の原因物質です。フグ毒は、テトロドトキシンです。選択肢 4 は誤りです。

選択肢 5 は妥当です。
ワライタケの毒性成分シロシビンに関する組み合わせです。

以上より、正解は 5 です。

参考 衛生薬学まとめ 自然毒

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