薬剤師国家試験 第107回 問192 過去問解説

 問 題     

漢方薬に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

  1. 大建中湯は、不眠症に使用される。
  2. 五苓散は、浮腫に使用される。
  3. 小青竜湯は、アレルギー性鼻炎に使用される。
  4. 補中益気湯は、月経困難に使用される。
  5. 抑肝散は、気管支ぜん息に使用される。

 

 

 

 

 

正解.2, 3

 解 説     

選択肢 1 ですが
大建中湯は、手術後イレウスなどに用いられます。(106-191 選択肢 3 解説)。不眠症ではないと考えられます。選択肢 1 は誤りです。

選択肢 2,3 は妥当です。
五苓散は 2日酔いにも用いられます。

選択肢 4 ですが
補中益気湯は、食欲不振などに用いられます。(106-191 選択肢 5)。月経困難などには用いられないと考えられます。選択肢 4 は誤りです。

選択肢 5 ですが
抑肝散は、不眠などに用いられます。気管支ぜん息には、用いられないと考えられます。選択肢 5 は誤りです。

以上より、正解は 2,3 です。

コメント