問 題
B型インフルエンザに続発するライ (Reye) 症候群に関する記述として、正しいのはどれか。1つ選べ。
- 異常型プリオン蛋白が脳内に蓄積して発症する。
- 肝障害を伴う急性脳症である。
- 血糖値の上昇がみられる。
- 重度の黄疸がみられる。
- 小児の場合、アスピリンが治療に用いられる。
正解.2
解 説
選択肢 1 ですが
プリオン蛋白の蓄積により発症するのは、クロイツフェルト・ヤコブ病などです。ライ症候群ではありません。選択肢 1 は誤りです。
選択肢 2 は妥当です。
ライ(Reye)症候群は、ある種の急性ウイルス感染に続発する傾向のある(特にサリチル酸系薬剤が使用された場合に多い)、急性脳症と肝臓の脂肪浸潤です。
選択肢 3,4 ですが
このような症状は見られません。選択肢 3,4 は誤りです。
選択肢 5 ですが
ウイルス感染症 → アスピリン使用 により、発症リスクが上がることが知られている症候群です。(99-163 選択肢 3)。治療には用いられません。選択肢 5 は誤りです。
以上より、正解は 2 です。
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