問 題
自律神経系に作用する薬物に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- メチルエフェドリンは、交感神経終末からのノルアドレナリンの遊離を抑制することで、血管平滑筋の収縮を抑制する。
- ナフトピジルは、アドレナリン β2 受容体を刺激することで、子宮平滑筋を弛緩させる。
- イプラトロピウムは、アセチルコリン M1 受容体を刺激することで、気管支平滑筋を弛緩させる。
- メペンゾラートは、アセチルコリン M3 受容体を遮断することで、下部消化管平滑筋の痙れん性収縮を抑制する。
- アコチアミドは、アセチルコリンエステラーゼを阻害することで、低下した消化管運動を改善する。
正解.4, 5
解 説
確実に 1~3消去できないとだめな問題。
選択肢 1 ですが
○○ エフェドリンなので、交感神経興奮 → ノルアドレナリンの遊離「抑制」ではないはず、血管収縮は「促進」するはず と考え、選択肢 1 は誤りと判断できるのではないでしょうか。
選択肢 2 ですが
ナフトピジルは、α1 選択的遮断薬です。β2 受容体を刺激する薬ではありません。選択肢 2 は誤りです。
選択肢 3 ですが
イプラトロピウムは、抗コリン薬です。M1 受容体を刺激する薬ではありません。選択肢 3 は誤りです。
選択肢 4,5 は妥当です。
メペンゾラート 106-152 選択肢4、アコチアミド 102-159 選択肢5 に既出
以上より、正解は 4,5 です。
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