薬剤師国家試験 第105回 問26 過去問解説

 問 題     

アゴニストの作用点に結合するが、受容体の恒常的活性を減弱させるのはどれか。1つ選べ。

  1. 非受容体アンタゴニスト
  2. 部分アゴニスト
  3. 逆アゴニスト
  4. 競合的アンタゴニスト
  5. 非競合的アンタゴニスト

 

 

 

 

 

正解.3

 解 説     

「作用点に結合」とあるので
非競合的アンタゴニスト、非受容体アンタゴニストではありません。

受容体の活性を「減弱」させるので、部分アゴニストではありません。

受容体の「恒常的」活性を減弱させるので、競合的アンタゴニストは妥当ではないと考えられます。競合的アンタゴニストは、「アゴニストとの結合を妨げることでアゴニストによる受容体の活性化を妨げるような物質」です。

従って、逆アゴニストが妥当と考えられます。

以上より、正解は 3 です。

コメント